第9地区
シャールト・コプリー
デヴィッド・ジェームズ
ニール・ブロムカンプ (監督)
2009年 アメリカ/南アフリカ/ニュージーランド
wiki
(あらすじ)
突然現れた宇宙船から、180万人?のエイリアンが難民として住み着いて早20年。難民地区はスラム化し、人間のギャングも住み着いて、汚いし困るので、新しく管理できる収容所に入れちまえと立退きをさせることになった……。
立退きに関わるのは、多国籍軍と、バイオテクノロジーが使われているエイリアンの武器を研究するため、また、最先端テクノロジーを頂くべく、エイリアンの住居を家探しする軍事産業。
その頃、エイリアンたちは「おうちに帰る」計画を立てていた。「エイリアンに悟性はない」という人間側の見解(野蛮・頭悪い・リーダーが不在)に反して、エイリアンのオタク科学者とオタクエンジニアが、宇宙船に必要な燃料を20年かけてゴミから集めていたのだ。泣ける。
さて、立退き先で、うっかり者の主人公は、くだんの燃料を浴びてしまい、エイリアンのDNAと融合(何たるテクノロジ)し始めてしまう。家へ帰ろうとするエイリアンは帰れるのか?主人公は人間に戻れるのか?
(みどころ)
・なんつってもロボットアクション…ガンダム・イデオン・マクロス・攻殻機動隊
・エイリアン武器の破壊力も爽快
・ちょっと全体にグロイ
・エイリアンの造形に触覚があって、仮面ライダーかと。
・難民問題と軍事産業の横暴みたい政治問題も含めているが、
・ 考えたい人は考えればよくて、スルーしても楽しめるようにできている
・主人公がヒーローっぽくなく、うっかり八兵衛で、普通の人なのもナイス
・ヒーローはこどもエイリアン君かもしれない
・「おうちに帰るノ」とエイリアンはいつも帰りたがる=ET以来
・ラストは余韻があっていい。
・続きは作らない、というところもいい。
おもしろかったよー!